3歳までのお子様がいらっしゃるご家族へ

3歳までのお子様がいらっしゃるご家族には、購入引換券がそろそろ届くでしょうか。2万5千円までのお買い物などが、実質2割引になります。消費税率の10%への引上げに伴い、家計の負担緩和や地域の消費下支えを目的に市区町村がプレミアム付商品券を発行・販売します。

3歳までと簡単に書きましたが、厳密には、2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれたお子さまがいる世帯の世帯主の方に、購入引換券が届きます。お子さまおひとりにつき、最大2.5万円分の商品券を2万円で購入できます。

商品券の購入と利用

市区町村が指定する窓口で、購入引換券、本人確認書類を提示の上、現金にて商品券を購入してください。一度で限度額までまとめて購入することもできますが、5千円単位で購入することもできます。 

購入したプレミアム付商品券は、消費税率引上げとなる2019年10月1日から2020年3月31日までの最大6か月の間、お住いの市区町村内のプレミアム付商品券取扱店で、商品やサービスの購入の際にご使用いただけます。 

商品券1枚当たりの額面は、日常のお買物で使いやすくするために、小口になっています。私の住む立川市の場合、500円単位です。お釣りが出ませんので、例えば1,200円の商品を買いたい場合、→額面500円の商品券を2枚と現金200円を組み合わせて利用するようにしましょう。

購入引換券の入手

購入引換券については、子育て世帯分は、お住いの市区町村から、ご自宅に送られます。子育て世帯分は住民票記載の住所に届きます。尚、子育て世帯分のうち、2019年8月1日~9月30日までに生まれたお子様に係る引換券は、11月頃の発送となります。 

2019年度の住民税(均等割)が課税されていない方(住民税が課税されている方に扶養されている方(生計を一にする配偶者、扶養親族等)、生活保護の受給者等を除く)も購入可能です。住民票のある市区町村から申請書を入手する必要があり、申請書を提出することにより、購入引換券が入手できます。

2019年9月30日に立川市に問い合わせしましたが、現在8月20日までに申請した方に購入引換券を送っている段階とのことです。申請してから引換券が届くまでに少し時間がかかるようです。

注意すること

商品券の第三者への転売や譲渡、換金はできません。また、商品券は、お住まいの市区町村ごとに定められた使用可能店舗以外ではご使用いただけませんので、ご注意ください。市区町村ごとに定められた使用可能な期間中にしか使えませんので、使い残しのないようご注意ください。

FP相談に使えるかも

例えば、ご相談したいファイナンシャルプランナーがお住まいの市町村にいる場合、取扱店舗として登録をしていて、お使いいただける可能性があります。例えば立川市にお住まいの方でしたら、私は取り扱い店舗として登録していますので、立川市のプレミアム商品券「くるりん商品券」を、相談料のお支払に充当していただけます。 

10月1日からは、ライフプランシミュレーションのご相談料は33,000円(税込)となりますが、該当のお子様お一人の場合で、5,000円のご負担が軽減できますし、お二人以上の場合であれば、全額を「くるりん商品券」でお支払いただけますので。6,600円節約出来ます。

ライフプランシミュレーションのご相談で、数十万円から数百万円のメリットを見つけていただくことは少なくありません。そのメリットをお得な相談料のご負担で獲得いただけるチャンスです。

立川市の「くるりん商品券」購入方法

  1. 取扱店舗:多摩信用金庫8店舗(本店・南口支店・東立川支店・錦町支店・栄町支店・砂川支店・富士見町支店・幸町支店)
  2. 販売期間:令和元年10月1日~令和2年2月29日のうち、上記店舗の営業時間内
  3. 必要書類:立川市が発行した購入引換券及び本人確認書類

プレミアム商品券のメリットは20%?25%?

こちらは、内閣府のプレミアム付商品券のサイトです

https://www.02premium.go.jp/

こちらには、25%もお得なプレミアム付商品券とあります。私は冒頭で実質2割(20%)引と書きました。ものは言い様で、25%プレミアムといった方が、メリットが大きく感じてしまいますね。投資の世界でも、プレミアムと割引と似た話しがあります。 

日経平均25,000円で投資した方がいたとして、20,000円まで下がると2割の損です。20%下がった訳です。そのあと、何%上がれば損はなくなるでしょうか。そうです25%ですね。大きく下がってしまうと、元に戻すにはそれなりの上昇率が必要になってきます。 

投資信託を分析する際、シャープレシオという指標をよく使います。この指標は、リスク(価格の振れ幅)が小さいわりに、リターン(収益)が大きい商品が一般的に優れているとみます。大きく下がったあと、もとに戻るのに大きな上昇率が必要なことでも分かると思います。

投資の世界では、ブレ幅が少なく、しっかり利益を上げられる投資先が、効率よく資産が増えていくことが知られています。プレミアム商品券のメリットは20%?25%?とちょっと迷うのと同様に、投資信託の商品選択も迷います。投資対象の過去の値動きを分析してみることも一つの方法とご理解下さい。

学資保険は必要ありません

お子様の将来を考えて、学資保険を考えたい。とお考えの方は少なくないと思います。私は、保険商品を直接取扱いできるようにしていますが、現在の学資保険には、ほぼお客様のメリットはありません。世帯主の方の万が一のリスクに対しては、掛け捨ての保険料の安い死亡保障をしっかり準備すれば良いと思います。 

あとは、貯蓄や投資で、15年、18年、20年先にめがけてしっかり貯めていきましょう。投資に回しても良いかどうかは、日々の生活費の使い方、貯蓄のつみあがり方により、それぞれのご家庭ごとに違った判断が必要です。しっかりとしたライフプランを持ち、計画的に貯めていくことをお勧めします。

プレミアム商品券の利用方法とあわせ、金融商品についてもしっかり計画を立て利用したいものです。